彼岸帰航 ~ Riverside View

    彼岸帰航 ~ Riverside View


  作詞:SOURA


 想い遥か遠くの彼方へ 儚く寂しげな赤き花よ

 吹き抜け往く風に揺られつつ 唯あの空を見つめている

 貴女が居なくなった季節は 今より少し冷たかった

 陰る日に虚ろな顔映し 小さく頷いた夕暮れに

 二度と会う事の無い貴女へと 捧げた言葉

 偽りの無い本当の想いは 最後の約束(ちぎり)

 悲しい思い出だけ残して 一人先に対岸へと渡る

 それでも想い続けるのは きっと貴女一人だけ

 どんなに時が経ったとしても 忘れることは無いだろう

 貴女と二人この場所から 見た川辺に咲く花を

 過ぎ去りし記憶に見た影を いつまでも追いかけ続けてる

 幻想に彷徨うこの魂は 涙を流し

 届きそうで届かぬこの心は 霞に溶ける

 季節巡り春になる頃には あの赤い花も笑顔で見れるはず

 あの日流した涙はいつか 耀けるから


Written@2006/01/17

残滓の保管所

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